DX船長です。私、実はITの専門家ではありません。なのになぜDXプロジェクトのリーダーに任命されたのでしょうか。今回はその理由を掘り下げてみます。 私がDXリーダーに選ばれた理由は、おそらく(おそらくです、確証は一切ありません)2つあります。1つ目は、私のちょっと長い社歴とコミュニケーション能力によるものだと思います。10年会社に在籍してきたことで、各部署とのつながりが深まり、コミュニケーションがスムーズに行えます。これには理由があり、30歳までは呼ばれた飲み会“全て”に参加していました。それが自分のキャリアに有益だと自分に言い聞かせていた時期が私にもありました。しかし、コロナの流行以降はそのような場がなくなり、以降は一切参加していません。 2つ目の理由は、数年前に情報システム部門の人材が一斉に辞めてしまい、以降プリンターの設定やネットワークのトラブル対応機能が喪失した時期がありました。私自身が困り果ててネットで調査し、自身で試行錯誤しながら問題を解決するようになりました。そのうち、「何か問題があればアイツに言えば何とかなる」、という空気が生まれました。 「プリンターの設定など、些細なことでITとは笑わせやがる!」と思うかもしれませんが、全国の中小企業のIT人材状況は大体こんな感じではないかと推測します。以前在籍していたIT人材は、より厚遇な会社へと移っていきました。残った我々"IT難民"にとっては、笑えない状況ですね。 こんなリーダーでどこまでこの取り組みが進むのか、楽しみと不安でいっぱいです。 つづく... Google+ランキング
DX船長です。プロジェクトのリーダーに任命されてから早一週間が経ちました。驚きと混乱の日々が続いています。まさに未開の海へ船を出すような状況、何をするべきか、どうすればいいのか、誰が協力してくれるのか。今回は、その初めての一週間を振り返ります。 最初の一週間の状況はこんな感じでした: 何をするか決まっていない 方針や目標の提示なし メンバーは私一人 この状況には「え?まじですかこれ」と思わざるを得ませんでした(同じ境遇の方も多いかもしれません、知りませんが)。それでも、動かないと始まらないので、自分にできることを見つけ、ゴリ押しで、ゆっくり走り回りました。 何をするか決まっていない これは大問題です。しかし、中小企業であるため、経営陣との距離が近いのが利点です。明確な指示はなかったものの、「既存の仕事をDXの力(?)で効率化する」というフワッとしたものはありました。それを実現するためのイメージを経営陣と共有しました。フワッとしています。 方針や目標の提示なし あとまわしです。 メンバーは私一人 これも大きな課題です。しかし、一人では大したことはできません。そこで、社内で協力してくれそうな人を見つけることにしました。各部署をまわり、DXに興味がある人やITに詳しい人を探しました。 会社の在籍期間が10年と少し長く、誰とでも話せることが唯一の救いです。 初めての一週間は、なんとか乗り切ることができました。乗り切ると言っても、何を?という感じです。目に見えない、なんとも言えない焦りを感じています。 つづく Google+ランキング